Net::NicoVideo 0.28 is released

Perl でニコニコ動画のサイトへアクセスするためのモジュール Net::NicoVideo をアップデートしました。(バージョン 0.28 です)

http://search.cpan.org/dist/Net-NicoVideo/

なんでもサイトのバージョンがこれまでの “原宿” から “GINZA” に変わるとのことで、これでモジュールも使えなくなってしまうんだろうな、書き直しだな、面倒大変だな、と早合点して半ば諦めかけていましたが、結局の所 “GINZA” といっても動画を観るページの “ガワ” にちょっと手が入っただけのことのようで、 Net::NicoVideo (をはじめとして、市井にひろがる数多のプログラム)が実装しているアクセスの手続き、仕組み、たとえばタグ検索で RSS を得るだとか thumbinfo を fetch して parse するだとかの仕組みは、従来どおり通じるようです。

しかし、これはまったくじぶんがいけないのですが、肝心の動画を観るページの解析の実装が安易すぎたため、脆くもそのページの解析に失敗してしまっていました。もう少し注意していれば、モジュールに手入れは不要なくらいな些細な所でした。それを、このバージョンで修復しています。

尤も、いくつか TODO にしていた内部の実装にも手を入れて、少しは見通し易くなったとも思います。それは Net::NicoVideo::Response と Net::NicoVideo::Content のところですが、いままでコンテンツの内容も Response が扱っていましたが、 Content のほうにあるべきなので、移しました。ただし、フロントエンドの Net::NicoVideo のインスタンスを扱うクライアントは気にしなくていい所です。

それから samples フォルダの中のスクリプトも見直しました。──テストの t が乏しいかわりに、この samples にあるスクリプトを全部動かしてテストはしています。本来 t のほうを充実させるべきなのですが、なかなか捗りません。